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チチタケを採ろう!

夏に出てくる一番乗りのキノコ|チチタケ


チチタケ…(ベニタケ科・発生地:広葉樹、針葉樹の混生林内の地上)
地元(長野県伊那地方)では8月の中旬、お盆頃に採れるキノコで、きのこシーズンに一番乗りで出てきます。それからしばらく間が開いてから秋のきのこシーズンが始まるイメージです。 群生するので、採れる場所を見つければある程度まとまって採れます。


橙褐色から赤褐色をした傘の表面はビロード状で全く艶はなく、特に幼菌時は雨を弾く性質があります。上の写真のようにヒダは波打っていることもあります。
柄は傘よりやや淡い褐色をしています。柄は上部も下部も太さはほぼ均一です。


大きくなるとヒダに褐色のシミが出ることもあります。


傷付けると白い乳液が出るので、乳茸(チチタケ)と名付けられました。
栃木県ではチタケ、地元伊那地方ではチータケと呼ばれています。
チチタケを素手で採るとこの乳液と土が混じったものが手について、洗ってもなかなか落ちなくなってしまいます。
かならず、手袋をして取りましょう。

 
傘は幼菌時は真ん中が少し窪んだまんじゅう型、成長するに従い平らに開きやがて反り返って漏斗状になります。


チチタケは群生することが多いので、一箇所採れる場所を見つけるとある程度たくさん採ることができます。


収穫したチチタケ。大きくなると傘は漏斗状になり、やがて波打つように広がります。
地元ではあまり人気がないですが、栃木県などではとても人気が高いキノコです。

チチタケのキノコランク

見つけ易さ★★★★★
判別し易さ★★★★★
美 味 し さ★★★★★

 

チチタケと間違えやすいキノコ

キチチタケ(毒) 、ツチカブリ(注)ツチカブリモドキ(毒)
三種ともチチタケの近縁種なので、形は似ていますがぱっと見でも傘の色合いが違うので間違えやすいというほどではないです。


キチチタケ(毒)
形はよく似ていますが、傘の色はチチタケよりずっと淡く同心円状の模様があります。
生える時期がチチタケより遅いですが、姿形や乳液が出る点が似ています。


傘裏のヒダは白っぽく、傷つけるとチチタケ同様に乳液が出ますが、その色は黄色味がかっているのでキチチタケと呼ばれます。


ツチカブリ(注)
チチタケと同じ場所に同じ時期に生えるし、姿形はチチタケそっくりですが、真っ白でぱっと見チチタケと間違えることはないでしょう。


傘裏のヒダはチチタケよりもかなり密(細かい)です。
白い乳液が出るのもチチタケと一緒。ただし、この乳液はとても辛く、それを洗い流せば食べられると言われてきましたが、現在は毒キノコとして扱われています。
ツチカブリの近縁種で、ヒダが粗いツチカブリモドキ(毒)というキノコもあります。


ツチカブリはチチタケと全く同じ場所、同じ時期に群生します。
ただ、この写真を見てもわかる通り、チチタケとはぱっと見の色合いが全く違うので間違えることはないでしょう。

チチタケの美味しい食べ方

おすすめ調理法:チタケそばチタケご飯チチタケとナスのピリ辛炒めチチタケとナスのカレー風味炒めなど。
地元(長野県伊那地方)でも昔から採られているキノコですが、ボソボソした感じでそれほど人気はありません。
しかし、栃木県の方からナスと一緒に炒めると美味しいと教えていただき、試してみたらビックリするほど美味しいのです!

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