山菜の王様と称され、天ぷらは最高|タラノメ
林道脇や林の縁など、陽当たりが良く人の手によって切り開かれたような場所に葉っぱのないトゲトゲの木がすぅーっと生えています。
木が大きくなると、かなりの高木になって枝分かれします。
山の斜面が崩落したような場所にも群生していることがありますね。
木には鋭いトゲがたくさん生えているので要注意です。
タラノキは背が高いので、鎌やこんな道具を木にひっかけてたぐり寄せるようにしててっぺんの芽を採ります。
芽は手で簡単にポキッと折り取ることができます。
木にはトゲがたくさんあるので、手袋をしましょう。
てっぺんの芽を採った後にすぐ脇から出てくる脇芽を採ってしまうと、木が枯れてしまうこともあるので、採らないようにしましょう。
枝分かれしていくつも芽がついているものも全部は採らずに、少し残しておきましょう。
このくらいの物が食べ頃ですね。芽にもトゲが付いていますが、ハカマやトゲは天ぷらにすると柔らかくなるので、全く気にする必要はありません。
大きく成長した木は枝分かれします。木が高くて誰にも採られないので、芽が生長して葉が茂ってきます。
写真2枚目は葉が伸びたタラノキ。遠目にはヤマウルシのようにも見えますね。
食べ頃のタラノメ。もう少し伸びたものまで食べることができます。
タラの芽の山菜ランク
見つけ易さ | ★★★★★ |
判別し易さ | ★★★★★ |
美 味 し さ | ★★★★★ |
平地でも林の縁などによく生えているのを見かけますが、何しろ人気のある山菜なので芽が出るとするに採られてしまい、人目に付きやすい場所では食べ頃のものが残っていることは少ないです。
タラノメに似ている植物
ヤマウルシが似ていると言われますが、実際に似ているのはハリギリです。まず、他のものと間違えることはないでしょう。
ヤマウルシと間違えないように、と言われるけれど。
ヤマウルシと間違えないように、と言われることがありますが、これ似てます?
ヤマウルシは写真の通り、芽が赤味がかっているし(緑色のものをある)芽元にハカマもないですよね。
さらに、タラノキよりも細くトゲもないので間違えようがないと思います。
タラノメとハリギリの見分け方
似ているハリギリも同様に食べられます。
ハカマがあるところはタラノメに似ていて、出てきた芽はコシアブラににています。
タラノメとコシアブラの中間のような存在。タラノメよりすこし風味は弱いですが、同様に食べられます。
タラノメ、コシアブラ、ハリギリの芽を並べました。
良く見ると、それぞれはっきり違いますね。
タラノメの美味しい食べ方
調理法:天ぷら
その他おすすめの調理法:炒め物やコシアブラ同様肉巻きにも。
山菜の王様と言われますが、調理法は限られ、やはり天ぷらが最高です!
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