アイコ(ミヤマイラクサ)を採る時は注意
アイコは全草に、細くて白い鋭いトゲが密集しています。
ちょっと触れただけでも悲鳴を上げるくらい痛く、しかも毒成分のアセチルコリンとヒスタミンを含んでいるので痛痒さがしばらく続きます。
採る時は、軍手や革手袋をしっかりして採りましょう。
今回は少し時期が遅かったので、すでにだいぶ葉が広がっていました。
本来は根元の紅い部分から採りたいところですが、比較的柔らかそうな上部の葉を落とし、上部を10本ほどと新芽の部分を少し採りました。
※今回は時期を逃してしまったので、2021年の春に旬の萌芽を採取して再度アップしたいと思います。
アイコ(ミヤマイラクサ)のおひたし
【材 料】
- アイコ…適量
- 塩…一つまみ
本来はもっと根元の紅いところから採りたいのですが、茎が伸びて硬くなっていたので上部の柔らかそうな部分と、新芽部分のみ摘んだもの。
茹でるまでは必ずキッチン用のゴム手袋をします。
鍋に塩ひとつまみを入れてお湯を沸かし、洗ったアイコの茎の太い部分だけ先に少しお湯に浸けて茹で、それから全体を入れて茹でます。
新芽部分だけを摘んだものも追加。
2分くらいで、全体が鮮やかな緑色になって根元部分も柔らかくなると思います。
すぐに冷水に採ります。
トゲは茹でると溶けて無くなる、とWebでは書かれていることが多いですが、確かに茎のトゲは溶けるというか、取れてなくなりますが、葉の裏側の葉脈部分にはトゲがしっかり残ってます (>_<)
ただ、トゲは柔らかくなっているしアセチルコリンやヒスタミンは溶け出ているので問題はありません。
柔らかい萌芽の場合は大丈夫ですが、硬い茎はフキのように根元からすうーっと皮を剥いた方が良いです。
元々アクがほとんどない山菜なので、水にさらす必要はありません。
揃えて水気を絞って、食べやすい長さ(4cmくらい)に切ったら、出来上がり!
そして、味の方は、アクやクセは全くなくとても食べやすいです。
繊維質のシャキシャキした食感が良く、炒め物にしても美味そう。
あれだけ凶悪なトゲは全く気になりません。
個性的な味は特にしないんだけど、その分どんな料理にも使えそうな感じです。
群生しているからたくさん採れるし、旬には野菜のように利用できる山菜ですね。
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