簡単に採れてアクが少ないタケノコ|ハチク(淡竹)
こんな感じの竹林ににニョキニョキと細いタケノコが出てきます。
孟宗竹のタケノコ(一般に売られている太いタケノコ)から3〜4週間ほど遅れて生えてきます。ウチの辺り(長野県伊那地方)では、5月末から6月初旬に生えてきます。
一般的なタケノコ(孟宗竹)に比べるとかなり細長い感じですよね。時期になるとニョキニョキ、一日でもぐんぐん伸びてしまうので、採る時期を逃さないようにしないと、すぐに竹になってしまいます。
この写真のものはすでに少し伸びすぎ。
ハチクのタケノコは、先端部の葉が縮れたようになっているのが特徴です(写真黄色矢印)。
ハチクを採るのは簡単。手でポキッと折って採れます。
あっという間にこのくらいは簡単に採れます。
ハチクは採れたてだとほとんどアクがないので、すぐに調理に使うことができます。長時間おくとアクが出てくるので孟宗竹のタケノコ同様にアク抜きをしてから調理します。
ハチクの山菜ランク
見つけ易さ | ★★★★★ |
判別し易さ | ★★★★★ |
美 味 し さ | ★★★★★ |
ハチクに似ている植物
ハチク(淡竹)の他によく食べられるタケノコには、孟宗竹、真竹、ネマガリタケ(正確には竹ではなく笹の仲間)、四方竹、寒山竹などがありますね。
いずれもアク抜きさえすれば食べられるので、それほど種類は気にしなくても大丈夫です。
ハチクの見分け方
孟宗竹タケノコのページにも書いた通り、竹にはいろんな種類があって見分けるのが難しいですが、こちらのサイトで説明されているように孟宗竹と真竹、淡竹(ハチク)を見分けるには節の輪っかに注目するとわかりやすいです。
写真1枚目は孟宗竹。黄色矢印のところに節の「輪」がありますよね。写真の通り孟宗竹は輪が一つだけ。
一方写真2枚目のハチクは輪が二重になってますよね。真竹も同様に輪が二重です。
私は真竹のタケノコを採ったことがないのですが、ハチクより少し太めですがハチク同様に手で折って採れます。
真竹のタケノコが採れる時期は、ハチクと同じ頃のようです。
先端の葉はハチクのように縮れていません。真竹はアクが強いのでしっかりアク抜きしてから調理する必要があります。
ハチクの美味しい食べ方
調理法:タケノコご飯、木の芽和え、八宝菜、煮物、ちまき
その他おすすめの調理法:タケノコ入りのハンバーグやシュウマイも美味しいです。
ハチクのタケノコは、採ってすぐならアク抜きなしでそのまま調理できます。孟宗竹のタケノコ同様、いろんな料理に使えてとても美味しいです。
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