山アスパラガスとも呼ばれる幻の山菜|シオデ
陽当たりの良い草むらなどワラビが生えるようなところ、尚かつ川沿いなど少し湿り気がある場所に生えることが多いですが、発生量は少なく幻の山菜と言われています。
地方によって、フデコ、ヒデコとも呼ばれています。
葉が無く、地面からすぅーっと一本生える様は、本当にアスパラガスに似ています。
先端部には蔓が伸び始めています。
茎の途中からも蔓と葉が伸びようとしています。
シオデは緑色のものと赤味がかったものがあります。こちらは赤味がかったタイプ。
シオデは手で曲げて折れるところから採ります。手で曲げても折れない下の方は堅いです。
折ったところから、脇芽が出ます。
これはシオデが伸びて葉が開き、蔓もかなり伸びたもの。こちらも先の方の柔らかい部分は食べられますが、基本的にシオデは地面からすぅーっと芽が出て伸びた葉が開く前のものを採るのが良いです。
そんなにたくさんは採れない稀少な山菜。乱獲しない程度にしておきたいですね。
肉巻きを作るために同じくらいの長さに切りそろえて茹でたところ。茹でると、緑色のものも赤味がかったものも鮮やかな緑色になります。
シオデの山菜ランク
見つけ易さ | ★★★★★ |
判別し易さ | ★★★★★ |
美 味 し さ | ★★★★★ |
シオデに似ている植物
タチシオデ
私自身は見つけたことがないですが、明確な判別点は葉の裏に白くて細かい繊毛が密生し、粉白色を帯び光沢がないこと。若い芽はシオデと同様に食べられます。
シオデの美味しい食べ方
調理法:おひたし、シオデの肉巻き
その他おすすめの調理法:炒め物、天ぷら、サラダなど。
アクもクセもないので、アスパラガス同様にいろんな料理に使えます。
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