意外と汚れた水域にも生えている|クレソン(オランダガラシ)
水のきれいな川や湖沼に群生します。
ヨーロッパ原産の多年草で、日本には明治初期に洋風肉料理のツマとして輸入されました。意外と汚れた水質のところでも生育できて繁殖力も強いので、今ではほぼ日本全国で野生化しています。日本では外来生物法によって要注意外来生物に指定されており、駆除が行われている地域もあります。
群生することが多いです。
ちょっと他の植物が混じっていてわかりにくいですね。この場所ではセリの方が多く、部分的にクレソンもある程度生えていました。
クレソンのアップ。
葉脈や茎が少し赤っぽくなっているものが多いですが、全く赤くない個体もあります。
これは別の渓流沿いに点々と群生していたクレソン。
石が点在する砂地のようなところに良く生えています。
根から抜いた状態のクレソン。
根は真っ白で細い髭根です。
蕾が出てきて背丈も伸びた状態。上部の葉は細長い形をしています。
クレソンの山菜ランク
見つけ易さ | ★★★★★ |
判別し易さ | ★★★★★ |
美 味 し さ | ★★★★★ |
クレソンに似ている植物
オオバタネツケバナ
上記の通り、オオバタネツケバナが似ています。タネツケバナ類はいくつも種類があるがいずれも食べられて食味もほぼ同じ。食べる分には特に区別しなくても大丈夫です。
近縁種で、とても似ているオオバタネツケバナ。
生える場所はクレソン同様水辺です。
この個体は、林道脇の水が湧き出ているところに生えていました。
下の方の葉はこんな感じ。
一番先端の葉が他に比べて著しく大きいのが特徴。
茎が伸びて花の近くの葉はこんな感じ。
花はこんな感じ。花もクレソンに似てますね。
伸びた茎や花も食べられますが、花にはやや苦味があります。
クレソンよりも背が高くなります。
味はクレソンそっくりでクレソン同様に料理に使えるので、厳密に判別する必要はありませんが判別についての詳細はこちらをご参照下さい。
クレソンの美味しい食べ方
調理法:クレソンの卵とじスープ、おひたし、サラダ、肉料理の付け合わせなど。
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