フェアリーリングを作る大きなキノコ|モリノフジイロタケ
モリノフジイロタケ(フウセンタケ科・発生地:主に広葉樹林の地上)
大型のフウセンタケで、身は白色ですが空気に触れた部分は明るい紫色(藤色)に変色するのが特徴です。
幼菌はヒダが白い膜に覆われています。ぱっと見、マツタケやオオツガタケの幼菌に見えないこともないです。もちろん、マツタケのような芳香はありません。
このきのこはあっという間に成長するので、この状態から2、3日もすると傘が開いて大きくなります。
ヒダを覆う白い膜が破れ、傘が開き始めたもの。
空気に触れたヒダはうっすら紫色を帯びていますね。
傘の外周部は白色〜淡黄色、中心部に向かうにつれて黄土色。
大きくなるに従い表面の黄土色の薄皮がひび割れてきます。
雨に打たれ、あっという間に大きくなった状態。
円を描くように列をなして群生します(フェアリーリング)。
見つけると大量に採れるキノコですが、そこまで美味しいキノコではないので少量だけ採れば十分です。
下茹でした状態。
基本的に柄は中実(中身が詰まっている)ですが、虫に食われ空洞ができている個体も多々あります。茹でると傘紫色が際立ちます。
モリノフジイロタケのキノコランク
見つけ易さ | ★★★★★ |
判別し易さ | ★★★★★ |
美 味 し さ | ★★★★★ |
モリノフジイロタケと間違えやすいキノコ
色合いで言えばカワムラフウセンタケが似ていますが、カワムラフウセンタケはもっと小さく傘の外周部や柄が紫がかった色合いです。
モリノフジイロタケの美味しい食べ方
おすすめ調理法:炒め物、汁物など。
フウセンタケ科のキノコによくあるように、少し土臭さを感じるので好みが分かれるところ。
肉厚でしっかりした身質なので食べ応えがあります。すき焼きやマヨしょう油炒めなどもお勧めです。
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