ニセアカシアの花の甘酢漬け
【材 料】
- ニセアカシアの花…花をバラした状態で100g
- 水…100ml
- 酢…100ml
- レモン汁…大さじ1
- 砂糖…大さじ3
- 塩…少々
採ってきたニセアカシアの花。
今回は、花が開いて間もないきれいなものを15房採ってきました。
これをバラして柄を取り除いたら、ちょうど100gくらいになりました。
花をガクのすぐ下(赤矢印のところ)からちぎります。
たくさん付いている花をバラしていくのは大変そうに見えますが、人差し指と親指で摘まんで、親指の爪でちょっと押しつけると簡単に取れます。
こんな感じに一つずつ花をバラします。ガクはついたままでOK。
花をバラす工程で、傷んだ花があれば取り除き、虫がいる場合もあるのでそれも取り除きます。
今回は、花が開いたばかりのものを採ってきたので痛んでいる花はほとんどなく、この小さな芋虫みたいなやつが一匹紛れ込んでいるだけでした。
花を全部はずした後の房の柄。ブドウを食べた後みたいですね(笑)
ばらした花はボウルに重ねたザルにいれます。
さっと水洗いします。
小さな鍋に、水100ml、酢100ml、レモン汁大さじ1、砂糖大さじ3、塩少々を入れて一度沸騰させてから、冷ましておきます。
鍋に塩少々を入れてお湯を沸かし、ニセアカシアの花を入れて1分半〜2分茹でたらすぐに冷水にとります。
今回は氷がなかったので、保冷剤を投入しました(笑)
茹でるとほんのりとした黄緑色になります。
そのまま10分ほど水にさらしてから、ぎゅっと水を絞ります。
あまり強く絞らなくても大丈夫です。
磁器製の器か瓶に入れて、冷ましておいた甘酢も入れて漬け込みます。
一晩漬ければ食べられますが、3、4日寝かせた方がまろやかになって美味しいです。
一晩漬け込んだもの。
黄緑色だったガクが紅くなって全体がほんのりピンク色に染まります。
3〜4日漬け込むとさらにきれいなピンク色になりますよ。
ニセアカシアの花は香りが強いので漬け込んでも初夏の香りがします。
シャキシャキとした食感も良く、こってり料理の箸休めに最適です。
渓流沿いの下流部ならどこにでも咲いている花ですが、食べられることを知らない人も多いと思うので、おもてなし料理の付け合わせとしても喜ばれると思いますよ。
この花は天ぷらにしても美味しいです。
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