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コウタケを採ろう!

香り高き個性派高級キノコ|コウタケ


コウタケ…(マツバハリタケ科・発生地:マツと広葉樹の混生林の地上に束生)
※以前はイボタケ科に分類されていましたが、現在はマツバハリタケ科とされています。
傘にトゲトゲした鱗片状のイボのようなものがたくさんついていて、実に個性的な外観のキノコです。 いくつかのキノコが株になってくっついて生えます(束生)。
マツと広葉樹の混生林の地上に株になって群生します。適度に木漏れ日が差し風通しの良い尾根などに生えますが、生育環境がシビアで見つけるのはなかなか大変です。


単独で生えることはなく、このように列を作るようにして群生します。 大きく育つキノコなので、たまたま見つけてしまうと腰ビクにはとても入りきらないくらいの量が採れることもあります。
マツタケ同様シロを形成するので、生える場所を見つければ毎年同じ場所で採れます。

 
傘の表面は同心円状にトゲトゲした鱗片に覆われます。トゲの先は黒く焦げたような色合いになっていることが多いです。傘の中央は大きく窪んで、漏斗状になっています。
傘の裏は細かい針状の突起が密集しています。

 
写真1枚目は出始めたばかりの幼菌。このくらいのサイズだと松ぼっくりが落ちているように見えて見逃す可能性も高いです。
写真2枚目は、成長期に長雨に打たれた個体。特徴のトゲトゲがなくなって、ツルッとした表面になってしまっています。


これもコウタケですが、特徴のトゲトゲがないですよね。
このトゲトゲのない形態のものがシシタケだとか、漏斗状の傘の真ん中の凹みが浅いものがシシタケだとか諸説あるようですが、きのこ狩り上は同じキノコとして扱って問題ないです。
ただし、その特徴である醤油のような強い香りがしないものはコウタケではないです。


私の地元ではマツタケよりも明らかに収量が少なく、高級キノコとして扱われています。
大型キノコで、虫にもほとんど食われないのできれいなものが採れます。

コウタケのキノコランク

見つけ易さ★★★★
判別し易さ★★★★★
美 味 し さ★★★★★

 

コウタケと間違えやすいキノコ

上記の通り、同種か別種か諸説あるシシタケが似ていますが、これはコウタケと同種として扱って問題ありません。
ケロウジ(食不適)マツバハリタケが似てはいますが、両種ともコウタケのように漏斗状にはならないし、何よりコウタケの最大の特徴である醤油のような強い香りはありません。

 
ケロウジ(食不適)
ぱっと見コウタケに見えることもありますが、コウタケのようにどっしりしていないしコウタケのように強い醤油の香りはしません。ケロウジは苦くて食べられません。

コウタケの美味しい食べ方

おすすめ調理法:コウタケご飯煮物天ぷら
基本的にコウタケは、一度乾燥保存して戻してから調理します(乾燥保存の仕方はこちら)。
一度干すと香りも増し旨み成分もアップします。
※乾燥したものをぬるま湯で戻し茹で汁は捨て、これをもう一度繰り返し、さらに水から茹でてから調理に使います。これを怠ると苦くて食べられなくなるので要注意です。
「香茸」と書くだけあって醤油のような独特の強い香りこそがコウタケの持ち味ですが、好き嫌いは分かれるかもしれません。
干さずにそのまま天ぷらでも美味しいですが生食は中毒を起こすので火はしっかり通しましょう。

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