食べられるけど敢えて食べなくても良いかな|マツオウジ
マツオウジ…(ヒラタケ科・発生地:マツの枯れ木、倒木、廃材など)
マツ類の倒木から生えているのを良く見かけます。廃材や廃棄された木製品などから生える場合もあります。
狙って採れるキノコではなく、それほどたくさんも採れません。
傘裏のヒダは密で白色、柄に垂れるように付く垂生です。
ヒダの縁がノコギリ状にギザギザになっている(赤矢印)のが特徴です。
傘は白色~黄褐色で表面には鱗片が放射状に広がり、表面に艶はありません。
傘の形は幼菌時は饅頭形で、次第に開き最後には写真2枚目のように漏斗状になります。
柄の色合いは上部はヒダと同色、下部はやや茶色っぽくなることがあります。
根元部が細くなって、材に深く入り込んで生えています。
どっしりと大きな個体。
柄が硬く切り株にしっかり入り込んで生えているので、採る時に切り株の一部が割れてくっついてくるほど。
8月中旬に採れた大きくてきれいな個体。アカマツの切り株から生えていました。
マツオウジのキノコランク
見つけ易さ | ★★★★★ |
判別し易さ | ★★★★★ |
美 味 し さ | ★★★★★ |
マツオウジと間違えやすいキノコ
マツオウジと間違えるようなキノコは特にありません。
マツオウジの美味しい食べ方
おすすめ調理法:スープ、中華炒め、汁物、煮物など。
独特の出汁が出て美味しいですが、苦みの強い個体もあります。
マツオウジは体質によっては消化器系の軽い中毒症状になる人がいます。必ず、一度茹でこぼしてから調理するようにしましょう。
収量も少ないので、敢えて食べなくても良いキノコだと思います。
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