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ネマガリタケのかき揚げ

長野県北部(北信州なので地元では北信と呼びます)では熱狂的なファンがいる山菜、ネマガリタケ。姫竹や細竹などとも呼ばれますね。
長野県南部(南信)には分布していないと言われるネマガリタケですが、伊那よりももっと南の岐阜県境で何度か採取しています。
ネマガリタケは長野県ではサバ缶と一緒にタケノコ汁にするのが定番となっていますが、孟宗竹や淡竹(ハチク)のタケノコ同様、いろんな料理に使うことができます。

ネマガリタケのかき揚げ

ネマガリタケの下処理・・・皮むきと節抜き

ネマガリタケ出てきてすぐのものは全体が食べられますが、少し伸びた物の下の方は節とその下の方は硬くて食べられません(以前にこちらの記事にも書いています)。この硬い部分を取り除く作業を『節抜き』を言います。
調理する前に皮を剥いて節抜きをする必要があります。

 
今回のネマガリタケはちょっと伸びすぎていたし、しかもちょっと事情があって採ってきてから二日ほど置いておいたので、ちょっと萎びてますが(^_^;)
ほんとは、採ってきたらすぐに下処理しないといけません。
縦に包丁で切れ目を入れて先端側から剥きます。

皮むきと節抜きについてはこちらの動画がとてもわかりやすいです。


縦に包丁で刃を入れる代わりにピーラーを使ってますね。

 
皮を剥いたネマガリタケ。先端部はそのまま食べられますが、下の方の節とその下の部分は固いので取り除く必要があります。

 
ネマガリタケは新鮮ならアク抜きの必要はないので、そのまま5分くらい茹でて水にさらします。
※私は皮を剥いてから先に茹でましたが、上記動画では茹でる前に節抜きしてますね。どちらでも特に問題はないと思います。

 
節のすぐ上を包丁でカット。その上の節のすぐ下に包丁を当ててみると、硬くて刃がすっと入りません。

 
包丁を少しずつ下に下げながら包丁を当てていくと、すっと包丁が入るところがあるのでそこでカット。今カットところは柔らかいので食べられます。
この節抜き作業は上記動画で説明されているのと同じ方法ですね。


結果的に食べられるのは右側の黄色丸印で囲んだところのみ。
左側のは硬くて食べられません。

 
写真1枚目が食べられる部分。
写真2枚目は食べられない部分。半分くらいになっちゃいますねー。

ネマガリタケをかき揚げにしよう!

タケノコは天ぷらにしても美味しいので、今回は下の方の小さくカットされた部分でかき揚げを作ります。

 
可食部のうち先端は別にしておいて、下の方をさらに細かく小口切りに。
天ぷら衣を作って、玉ねぎ、ニンジンと一緒に混ぜます。


いつも大活躍の天ぷら工房を使って160〜180℃で様子を見ながら温度調整して揚げます。
天ぷらって揚げてる時が一番食欲を刺激されますね(笑)


できました!
玉ねぎとニンジンの甘みに、ネマガリタケのコリコリした食感が加わって美味しいかき揚げができあがりました。ビールにも日本酒にも合いますね。
ネマガリタケがたくさんあれば、ネマガリタケと桜エビだけで揚げても良さそうです。

先端の柔らかい部分はサバ味噌煮缶と一緒にチーズ焼きにしました。こちらもご覧下さい。

ネマガリタケとサバ味噌煮缶のチーズ焼き
ネマガリタケは長野県北部ではとても人気のある山菜で、サバ缶と一緒にタケノコ汁にするのが定番です。 他県の人からすると「サバ缶?」って感じかもしれませんが、長野県民は昔からもの凄くサバ缶好きなんですよ。海のない県なので昔は新鮮な海の魚が........続きを読む。

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