キノコは種類によっていろんな食べ方ができますが、その中でも私が好きなのは炊き込みご飯です。私が今まで炊き込みご飯にしてみたキノコは、マツタケ、ホンジメジ、アイシメジ、シモフリシメジ、クリタケ、コウタケです。コウタケだけは、乾燥させたものを戻して使います。
今回は、なぜか今は毒キノコ扱いになっているキシメジ(注)です。
そんなの食べて大丈夫? 昔からこの地域では食べているので大丈夫です。
なんでもヨーロッパで同じ仲間のキノコでの中毒事例があり、日本でも毒キノコ扱いにしようということになったとか。それで、直売所でも売らないようにと保健所の指導が入っているそうで。
キシメジとアイシメジの判別についてはこちらに詳しく追記したのでご覧下さい。アイシメジは苦くなく、食べやすいです。
キシメジはかなり苦いのでムリして食べるほどのものじゃないです。ムリして食べないで下さい(笑)
今回は、たくさん生えていたのでちょっとだけ採ってきて、ご飯にしてみました。
苦味が薄れて美味しい炊きこみご飯|キシメジご飯
・キシメジ…量は適当
・鶏もも肉…50gくらい
・ニンジン…中1/2本
・油揚げ…1枚
・米…3合
・だし汁…米3合分の水量になるように
・日本酒…大さじ3
・しょう油…大さじ3
ニンジンを千切りに、油揚げは短冊切り。鶏もも肉は1cm角くらいに、キシメジは下茹でして大きなものは食べやすい大きさにカット。
米を研いで、だし汁を3合炊く時の水量まで入れます。日本酒大さじ3、醤油大さじ3を入れてかき混ぜ、その上に具材を全部乗せます。後は、普通に白飯を炊くのと同じ状態でスイッチオン。
「炊きこみ」という選択肢のある炊飯器はそれを選んだ方が内釜が傷まないそうです。
写真2枚目が炊きあがりです。
炊きあがったら、天地返しをしてしゃもじで切るように混ぜれば出来上がり!
アミタケの味噌汁も添えて、完成!
茹でただけでは、かなり強烈な苦味のキシメジですが、ご飯に炊き込むと苦味が薄らぎ、なかなかイケます。
塩蔵しておくのが一番良いですね。塩抜きの時に、苦味はほとんど抜けます。
★2018.10.4追記:
キシメジは、塩蔵しておいたものを塩抜きしてマリネにするととびっきりの美味さです。キシメジの食べ方としてはこれが一番です!
素朴な香りとシャキシャキ食感|クリタケご飯
後日つくったクリタケご飯。
マツタケとクリタケの場合は、ほんとは余計なものを入れない方がキノコそのものの風味が生きて良いですが、今回は少し採れたホンシメジと油揚げもたっぷり入れました。
写真2枚目が炊きあがって混ぜた状態。クリタケならではの素朴な香りと、シャキシャキした食感で美味いんですよー。ホンシメジももちろん美味いですが。
キノコご飯の味付けは、米の量や具材が変わっても、米1合につき、日本酒大さじ1、醤油大さじ1を基本にしています。それだけで間違いのない味です。
キノコご飯、最高!
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